2022/05/16
美鈴さんの所に行きました。
この間吸血鬼の妹と死闘を繰り広げる前に、お庭を手伝ってと言われたのです。*1
「こんにちは。せいが出ますね」
「出してるよー。いやー待ってたよあっちお願いします」
「あっちってあっち全部ですか?」
「そう」
紅魔館の裏庭全部を任されました。
流石に広すぎます。
「夏花壇はほら、元気にいきたいでしょ?」
「そうですね。黄色とかオレンジとか」
「良いよねえ」
「……」
「だから裏庭全部お願い」
「すみません話のつながりがわからなくて」
「私一昨日から寝ずにこっち側やってるのに終わらなくて」
「これは私にも刺さるのでとても言いづらいのですが、計画的にやればそんなに急ぐことなかったのでは?」
「……」
「……」
「今日のお昼は咲夜さんが腕によりをかけて作ってくれるって」
「よし! やりましょうか!」
咲夜のごはんと言ったら腹がなります。
間違いました腕がなります。
裏庭の土を全部ほじくりまわりました!
本日のメニュー
・じゃがいもとほうれん草とベーコンのキッシュ丼
・ビーフスープ
「なんですかこれ疲れた体にがっつりですね!」
「キッシュごはんの上に乗せる人居ます? 美味しいから良いけど」
美鈴さんはちょっと困惑していましたが、キッシュという食べ物は美味しかったです。
なんだかお好み焼きと一緒にごはんを食べているようでした。
「生地も手作りですって」
「へえ。何がなにやらですが美味しいので好きです。この油が浮いてるスープも最高です」
「咲夜さん油好きだから」
「あー好きそうですね」
へとへとになった体に染みました。
たまには修行以外にこうして体を動かすのも良いです。
食べすぎて食後の弾幕ごっこは出来ませんでしたが、満足です。
美鈴さんとの組手はまた今度です。
夏は花壇を眺めに来ましょう。特に裏庭を。
*1 2022/05/07