2022/07/09
「Y子さん。昨日ちょっと友人にすいかをもらいまして。何かお返しをしたいと思うんですけど」
「クッキーでも作る?」
「わあいいですね。咲夜も喜びます」
「……咲夜って紅魔館の?」
「さいです」
「それを言いなさい」
Y子さんはそそくさとおだいどこに小走ります。
「それなんです?」
「求肥」
「ほえー」
「抹茶水まんじゅう作るわ」
「そんな凝ったものを!」
Y子さんのやる気に火をつけてしまいました。
咲夜は幸せものです。
本日のおやつ
・余り物の抹茶水まんじゅう
「めちゃくちゃ美味しいです」
「よし。じゃあこれ持っていきなさい」
「わかりました。でもなんで抹茶水まんじゅうなんですか」
「あっこの人にクッキーなんて出せないでしょ。鬼に適当な酒出しても変な感じになるのと一緒」
「なるほど」
からの抹茶水まんじゅうです。
すごいです。
クッキーから抹茶水まんじゅうに考えが移るのが早すぎます。
「咲夜は和菓子も好きみたいなのできっと喜ぶはずです」
「そういや図書館の人はかりんとう気に入ってるって聞いたけど」*1*2
「主人は納豆も好きみたいです」
「……和?」
「いえ、見た感じは洋です。洋館ですもん」
でもそういえば、和風なもの好きです。
私がハイカラなものを好きなのと同じでしょうか。
ともかく、Y子さんの抹茶水まんじゅうはかなり喜んでくれました。
良かったです。
また今度も和のお菓子を持っていってあげましょう。
また何かくれるかもしれないですし。
こういうお菓子のお礼やお礼のお礼の繰り返し、大好きです。
*1 2021/12/14
*2 2022/01/06