2022/09/30
「あ、鈴仙居ますよ」
「ほんとだー仕事してるわねー」
「ちょっとお酒でも飲みたいですね」
「あらー」
あらーとのことだったので今泉さんと麦酒を買いに行きました。
汗をかいて働いてる鈴仙を肴に今日はお昼からお酒を飲んでしまいました。
本日の秘密のお酒
・麦酒
「ここは持って帰れるんですよ。前にうちの人がやってました」*1
「良いわねえ。でもいいのかしらこんな時間から」
「私は午前中にお仕事をして修行も終えたので良いんです!」
「じゃあ私も……なんか、今日はいっか!」
「ほら今泉さん、鈴仙です」
「働いてるわねえ」
今泉さんはぐびぐびと喉をならしていました。
気持ち良いです。
むしろ鈴仙を見るより今泉さんの飲みっぷりのほうが良いです。
「あ、あんたら昼から」
「気付かれましたよ今泉さん」
「すみませーんもう一杯」
今泉さんは気にせず二杯目に突入していました。
「鈴仙を見るとですね、お酒が美味しいです」
「なにそれ」
「鈴仙が汗かいて苦労してるのでお酒が美味しいんです」
「……ふんっ」
「あー!」
残りの麦酒を鈴仙に奪われて全部飲まれました。
斬ろうと思いましたが、今泉さんが怯えるので剣はしまいました。
最悪です。
鈴仙は気づくと居なくなっていました。
もう当分絶交です。許しません。
今夜は鈴仙を呪って寝ます。
絶対に許しません。
*1 2020/08/12