2023/01/05
修行を終え仕事を終え、幽々子様と居間でくつろいでいる時のことです。
「ふむ」
「……」
「これ妖夢」
「はっ。はい」
「集中してる時にすまないのだけど」
「いえいえ。何でしょう」
「嵐が来るわよ」
「え?」
「妖夢ちゃーん紅魔館来たー」
「え?」
Y子さんに言われて客間に行くとレミリアと咲夜がお茶をすすっていました。
突然です。
「ど、どうも」
「おーう。暇?」
「本などを読んでいました」
「飲もう」
「え」
「咲夜」
「お高級ワインでございます」
「わあ高級そうですね」
「こちら安いお酒です。大量に持ってきました」
「あ、はい」
ということで宴会になりました。
本日のお酒
・お高級ワイン
・安いお酒
・鶏の照焼き
・今朝の煮物
・ポテトサラダ
・野沢菜のおひたし
・ひき肉入たまご焼き
・鮭とチーズと大葉の炊き込みごはん
「んもう妖夢ちゃんお客さんくるなら言ってよ準備とかあるんだから」
「すみませんY子さん……でも突然だったもので」
「約束したろー?」
「あ、あの人地獄耳でした。それじゃあ行ってきます。幽々子様も呼んできてください」
今日は幽々子様と一緒にレミリアをおもてなしです。
忘年会は不参加だったのでこうして新年にやってきたのでしょう。
「前言っただろ今度飲もうって」
「……あ、あれか」*1
「ったく。……何これうまい。咲夜これ食べてこれ」
「……めちゃんこうまいですね」
「うまうま」
炊き込みごはんを非常に気に入っていました。
鮭も入ってるY子さんの緊急おもてなしごはんです。
後から聞きましたがレミリアが来なければ普通に白いごはんだったようです。
「どうも。楽しそうで」
「おーう。おまえんとこのやつに誘われたから来た」
「誘いましたっけ私」
「これ妖夢、話を合わせてればお年玉とか貰えるんだから」
「そうでした。誘いました。私です誘いました」
「普通そういうの私の前でやらなくない?」
準備が出来ないので、今度からはもっと余裕をもって来てほしいです。
ですがお年玉ももらえてほくほくです。
咲夜も幽々子様にもらってほくほくした顔をしていました。
良い飲み会でした。
たまには突然のこういう飲み会も良いものです。
*1 2022/12/10