2023/10/21
「あそこが私の息がかかってる花壇です」
「ほえーきれいねー」
「あんたそういうのするって見えないわよね」
「どういう意味ですかこれでも庭師ですよ」
「騒がしいんだけど」
花壇の見学をしていたら咲夜がしゅんっと現れました。
今日は紅魔館の前に通るラーメンの屋台を食べるため鈴仙と今泉さんと紅魔館に来ました。
美鈴さんに聞いたらまだ今日は通ってないとのこと。
「美鈴は何してるの」
「私らなら勝手に入って勝手に見ていいですよって」
「まあ、あなた達ならいいか」
「ねえねえあなたも屋台着たらラーメン食べるでしょ」
「食べるわよ。女子会ぶりね」*1
「いえー」
「いえー」
咲夜の無表情いえーはなんか面白かったです。
「美鈴さんも食べる気満々でしたけど、五人も行けますかね」
「鈴仙……」
「鈴仙……」
「なんで私が食べられないみたいになってるのよ！」
「え、鈴仙ちゃん食べないの」
「やめて影狼そういうのが一番怖い」
「まあ、あそこ椅子用意してくれるから食べられるわよ」
「そうなんですか！」
「結構前お嬢様たちとメイド妖精十人くらいと食べた」
「大儲けですね屋台も」
散々色々と話しましたが、今日は屋台来ませんでした。
残念です。
なんか美鈴さんも気まずそうにしてました。
「また集まりましょう」
「私の花壇を見てれば暇も潰せますしね」
「え、もういいでしょ」
「鈴仙はすぐこんなこと言う。ねえ今泉さん」
「私ももういいかな」
「あ、ほんとだ今泉さんに言われるとなんか辛い」
ラーメン、また今度です。
食べたいと思うと食べられない、幻みたいな屋台です。
*1 2023/04/28
