2023/11/03
「うっす」
「あれフミタさん」
「今日幽々子様いねえからこっちきたわ」
「あれ幽々子様いないんですか」
「なんか今朝紫様とどっかいったぞ」
「聞いてないです」
最近私に黙ってどっか行きます。
Y子さんやカセさん、フミタさんには報告するのに。
ずるい。
本日のメニュー
・ハムチーズトースト
・きゅうりとピクルスのポテトサラダ
・カリカリベーコン
・トマト
・白いコーンスープ
「わあ朝ごパン」
「朝ごはんの前にカセさんから発表があります」
「……」
カセさんが険しい顔して腕を組んでします。
深刻な話なんでしょうか。
しばらくそのままで、急にくわっと目を見開きました。
「妖夢ちゃんがフミタのせいで怠惰人間になってる説~」
「な、なんですそれ」
「はいいただきます」
「このタイミングで?」
カセさんもY子さんもマイペースです。
フミタさんは自分のことなのに気にせずパンにかぶりついてます。
「んなもん、妖夢ちゃんの自己責任やろ」
「フミタ、妖夢ちゃんは純粋なんだから悪い方悪い方に染まっちゃうんだよ」
「純粋」
「あと昨日お願いしたこと何にも終わってなかったんだけど」*1
「それは私のせいだガハハ」
「あ?」
「すみません」
なんか私を差し置いて会議が始まってました。
私は一度も喋らずごちそうさましました。
なんか、自分のことを話してくれるのはありがたいですが、私が居ない所でやって欲しいです。
私、怠惰人間になってたんですか……
*1 2023/11/02