2023/12/09
「ということで幽々子様、少ししたら女子忘年会をするので少しだけお暇をいただきたく」
「妖夢」
「はい、気づきました」
幽々子様の部屋で報告している時に、それは自然と耳に入ってきました。
油のはねる音です。
私も幽々子様も聞き逃すはずはありません。
私達はおだいどこに向かいました!
本日のおやつ
・とんかつ
・山盛りキャベツ
・玉ねぎのおみそ汁
・お新香
・きゅうりのきゅうちゃん
「いただきます」
「あの、揚げ物のとき毎回来るのやめてくれません?」
「だって妖夢」
「幽々子様に言ってるんですよ」
「二人にです」
Y子さんのさすような視線はしっかり避けました。
今はキャベツととんかつに夢中です。
「カセさん、言ってやって」
「幽々子様、主人たるもの少しばかりはしゃぐのはおやめになられて」
「はい」
「妖夢ちゃん、単純に卑しい」
「なんか私の方だけ言葉キツくないです?」
カセさんにゲラゲラ笑われました。
ふざけられました。
「でも幽々子様、Y子さんの邪魔になってるならやめましょう」
「私が言いたいことを一字一句言ってくれてありがとう」
「とんでもないです」
「そういえば妖夢、何か報告があったんじゃないの」
「……?」
「本当に忘れるのねあなたは」
とんかつに夢中で忘れてしまいました。
揚げ物というのは見るだけでも楽しいです。
その後ちゃんと報告しました。
今年も女子忘年会をしっかりとやります。
今年は今泉さんの家なので、多少暴れても良いでしょう。*1
楽しみです。
*1 2023/12/08