2024/01/18
「妖夢さん、カセさんが呼んでます」
「はーい」
今日は暇だと朝ごはんの時に言ったので、きっとなにかのお手伝いでしょう。
ツシマさんに連れられて倉庫に行きました。
「待ってたで妖夢ちゃん」
「最近頻度増えてません?」
「ツシマっちもやってくか?」
「いや私は別のお仕事が」
「いいからちょっとだけ。本当に少しだけ先っちょだけ」
「……まあ、真面目にやるなら」
「最近フミタさん不真面目ですからね」
「妖夢さん、いつもですよ」
「それもそうですね」
「最近私いじるの白玉楼で流行ってんの?」
でも本当なので、いじるとかそういうんじゃないんです。
後輩でもしっかりそこは注意するのが良い職場だと思います。
なんか最近よくやってる倉庫の整理を三人ですることになりました。
「いやツシマっちに残ってもらったのは他でも無い」
「なんでしょうか」
「これどーん、見て昔のアルバム」
「え、それ見たこと無いです」
「なんですかフミタさん私も無いですよ」
「いやいつも倉庫整理してんじゃん? もう要らなそうなの捨てようかと思って前回一人でこつこつやってたのよ」
「いつの間に」
「だから今日の仕事ほとんど無いのよ。アルバムでも見て茶しばこうぜ。最近ツシマっちよく頑張ってんだろ」
「……でも」
「妖夢ちゃん、おやつ」
「三人分もらってきます」
そういうことなら話は別です。
フミタさんは前も誰にも気づかれずにお風呂の壁を塗り替えたことがあったのでやりそうです。*1
本日のおやつ
・Y子さんまんじゅう
「写真なんて高級なものよくこんなにありますね」
「お前白玉楼なめすぎだろ」
「わ、この妖夢さん見てくださいよ」
「妖夢ちゃんちっさ! 妖夢ちゃんって成長してんの?!」
「いやまあ人間ですので半分」
「この頃ツシマっちいないだろ」
「居ませんね。……あ、イマナさん」
「イマナさん髪短いですね!」
「これカセさん部屋にイマナさん来てた時やな」
「何で来なくなったんです?」
「……はは」
「やめてくださいよ怖いですよなんか」
「どこにでも闇はあるんだよ」
「ちょっとお!」
普通にイマナさんが夜仕事からだそうです。
というか、幽霊なので本当は夜が主なのですが、幽々子様が昼型なのでみんなそうなっています。
「これ延々見ちゃいますね」
「な。こんなもんにしとくか。そろそろちょろっと仕事すんべ」
「よし、やりきりましょう」
「私も戻らないと」
ツシマさんには良い休みになったでしょうか。
私にはなりました。
まあ、私はずっと元気なんですが……
*1 2020/07/16