2024/09/23
お庭での作業が終わったので水浴びをして縁側でのほほんしていました。
残暑はまだまだですが、夏本番よりはやわらいでいます。
「妖夢さん」
「はふ……」
「あ、お休みでしたか?」
「いえいえ、寝るつもりは無かったので助かりました」
ツシマさんが来ました。
こっちの方までくるのはどこかしらのお掃除だったからでしょうか。
「ちょっと、カセさんからお使いを頼まれまして」
「ふむ」
「一緒に来てくれませんか?」
「え?」
「そのー……少し前ノゾっちとデートしたって聞いて」
「……あ、思い出しました」*1
「だから私とも行きません」
「後輩からのお誘い、行くに決まっているでしょう!」
ということで午後はツシマさんとデートでした!
本日のおやつ
・あんころもち
「え、いいんですか?」
「もちろんですそれが先輩の役目ですから」
ツシマさんにおやつをおごりました。
ノゾっちさんの時もおごりましたし、ツシマさんにもおごるのが当然です。
これで好かれる先輩の出来上がりです。
「実はカセさんから少し多くお金をもらっていたのでこれを使おうと思ってたんですけど」
「それはツシマさんのお小遣いにしてください」
「でも……」
「いいんですいいんです、お使いの特権ですよ。私も日々やっています」
「……なら」
本当はそのお金で食べたかったですが、それは先輩らしくありません。
「妖夢さんと来てよかったです」
「そんなそんな。でも清掃の方々はよく布買ってますけど今回は何になるんですか?」
「これは服ですね。結構良い布なので」
「結構良い布を任されるくらい慣れたんですねえツシマさんも」
「え、そうなんですかね?」
「ここに来た時はこんなちっちゃかったのに」
「あはは妖夢さんフミタさんみたい」
「……」
「あ、なんかすみません」
フミタさんみたいはなんか言われて嬉しく有りませんでした。
なんか、フミタさんには申し訳ないですが。
デートは楽しかったですが、フミタさんは、ちょっと。
ちょっと。
*1 2024/07/14