2024/09/25
「妖夢ちゃん修行場行くの?」
「はい、今日は涼しいので」
「私も行こ」
「なんのおかまいも出来ませんが」
「される気ないから平気」
カセさんと修行場に行きました。
お休みの時、たまに来てくれます。
もちろん夏場以外です。
修行場はじめじめしているので幽霊と言えど暑すぎて倒れてしまいます。
「え、本当に勝手にやってますよ」
「ん、見てるから」
今日は空気を斬る訓練をしました。
今思ったら、もう少し派手なやつをすればよかったです。
「妖夢ちゃんさあ」
「……はい!」
「喋って平気?」
「これはもう反復練習なんで大丈夫です!」
「こないだツシマさんと里いったでしょ」
「え? ……あーはい、行きました」*1
「なんかツシマさんとあった?」
「へ? 終始楽しんでましたけど」
「ふうん?」
「何かあったんですか?」
「なんか少しひどいこと言っちゃったって言ってたんだけど、内容は言ってくれなくて」
空気を斬りながら先日のことを思い返しました。
「ぶふっ」
「え、なになに」
「い、いえ……」
思い出しました。
私に対して「フミタさんみたい」といって私が少し嫌がったやつです。
それは言えないでしょう
「……」
「何かわかるの?」
「ツシマさんのことを考えると詳細は言えないのですが、全然気にする必要ないですよ」
「……ま、それならいいか。おやつにする?」
「します! 持ってきたんですかいってくださいよ!」
ということで解決しました。
ささいなことでもしっかり後輩のことを考えて行動するカセさんはすごいです。
あと「フミタさんみたい」は別に悪口じゃないです。
なんか嫌なだけです。
私が。
本日のおやつ
・栗まんじゅう
*1 2024/09/23