2025/12/20
午後、良い天気だったので縁側でうとうとしていました。
もうすっかり寒くなりましたが、日差しは良いです。
冥界にも差してくれるなんておてんとさまさまさまです。
さまさまさま。
「風邪引くよ」
「がふっ」
「がふって」
うつらうつらしてたらイマナさんに声かけられました。
久しぶりに見ました。
二ヶ月ぶりです。*1
「すみません、瞑想のあれだったんですが」
「君の瞑想っていびきかくの?」
「かきがちです」
「かきがち……」
「イマナさんはどうしたんですかこんな時間に」
「早起き」
「早起き……もう日が沈むのに」
「幽霊だからね」
「確かに」
「もう縁側で昼寝の時期じゃないだろうに」
「ですね。起きます。ちょっと運動してきます」
「運動……すごいな……」
「そんなしみじみするほどです?」
「まあ頑張って。それじゃ」
去るイマナさんの手には布がありました。
それで思い出したんです。
「あれイマナさんだったんですか?!」*2
「ど、どれよ……」
急な大声で驚かせてしまいました。
でもなんかふと思い出したのです。
本日のおやつ
・Y子さんまんじゅう(クリーム)
「ふかしたて」
「ふかしたていただきます!」
「何妖夢、元気ね」
「だってふかしたてクリームです。こんなの元気です。更に」
「更に?」
「謎が解けました! 一年かかりましたが」
「何言ってるの?」
幽々子様がこの謎を解けといったのに、忘れていました。
去年、私が縁側で寝ている時に布をかけてくれたのはイマナさんです。
今まで完全に忘れていましたが、すっきりしました。
「当のイマナさんは?」
「従者忘年会までに仕事納めしたいので頑張るっていってました」
「うむ。さすがね」
次、出会うのは従者忘年会でしょう。
白玉楼は普段会わない人も仕事をしっかりやっていますし、親切にしてくれます。
よいおうちに生まれたものです。
感謝、感謝して生きましょう。半分だけ。
*1 2025/10/07
*2 2024/11/25

