2015/03/06
二年目14
「おなかすきました」
夕ごはんまであと一時間というところでしょうか。
なんともおなかがすきました。
「幽々子様、今……」
「……」
「お忙しいところ失礼いたしました」
幽々子様は足の指の毛を
真面目な顔で抜いているところだったので話しかけられませんでした。
カセさんの所へ行きました。
「カセさん、いいですか」
「……」
「失礼しました」
カセさんは衣替えの準備をしていました。
衣替えのカセさんは目つきが険しいのです。
Ｙ子さんは夕ごはんを一生懸命作っている最中です。
どうにも暇なのでぷらぷらとしているところにフミタさんに出会いました。
本日の秘密のおやつ
・生キャラメル
「う、うまー」
「でしょでしょ？」
「フミタさんなんでこんなに美味しそうなもの持ってるんですか！」
「んふふ、内緒」
「そういえばカセさんもたまに秘密のお菓子を部屋に隠していますね」
「ほんとに！ でも妖夢ちゃんそれいっちゃダメなやつなんじゃない？」
「しまった」
「んふふ、まあ知ってたんだけどね。みんな結構隠してるよ」
「そうなんですか」
「妖夢ちゃんは？」
「私はあったら食べてしまうので置いておかないのです」
「ああ……」
なんか鼻で笑われました。
フミタさんは結構失礼です。
でもまたフミタさんの部屋に遊びに行きたいと思います。
