2015/03/31
二年目39
「ご馳走様でした。少し勉強するので邪魔しないでくださいね」
「え」
「え」
「え」
夕食後、部屋にこもりました。
そう、明日のためです。
最強のうそをつくのです！
「ふむふむ、おもしろいですねえ」
紅魔館の図書館で借りた漫画を参考にしました。
ギャグ漫画は非常に参考になります。
「あはは、これは面白いですね」
「よ、妖夢ー……？」
幽々子様が部屋に訪れました。
本日の秘密のおやつ
・水ようかん
「わあ！」
「妖夢好きよね？ 内緒よ」
幽々子様はとてもやさしかったです。
「いただきます」
「ええ、いいのだけど、妖夢」
「はいもぐもぐ？」
「勉強って、突然どうしたのかなあって。
Ｙ子さんもカセさんも気になってたから」
「内緒ですよ、もぐもぐ」
幽々子様は目をまんまるにして驚いていました。
よっぽど私が勉強するというのが珍しいと思っているのでしょう。
失礼な話です。
「妖夢、どこにもいかないでね」
「突然どうしたのですか」
幽々子様は心配症です。
明日は楽しみな一日になりそうです。
