2018/8/27
五年目190
本日のおやつ
・チョコエクレア
「不服宣言」
「え」
「あら」
「うむ」
幽々子様が不服宣言をしました。
そこにいたのは私とＹ子さん、カセさんです。
「はい第８３１回チキチキ従者プチ会議ー」
「そんなやってましたっけ」
「わかんない、適当。カセさん、心当たりある？」
「んー、ない」
「私もない」
「私もです」
三人で幽々子様の様子を見てみると、顔を膨らませていました。
不服そうです。
「Ｙ子さん、チョコエクレアがお気に召さなかったのでは」
「でも幽々子様ほっぺにクリームつけるほど勢いよく食べてたって」
「あ、とってる。不服そうにした手前少し恥ずかしそう」
「カセさんそれは黙っていましょう」
幽々子様可愛かったです。
「じゃあおやつじゃないですね」
「おやつよ」
「あ、おやつだそうです」
「幽々子様この会議普通に入ってくるのね」
「私たちが聞こえる所でやってるとも言えるけど」
カセさんの意見はもっともです。
「こほん」
「あ、Ｙ子さん幽々子様が話したそうにしています」
「直接聞いたほうがいいわね」
ということで聞いてみました。
「最近のおやつはとても美味しいわ」
「有難うございます」
「でも最近私のところに来ないわね」
「え？」
「リクエストよリクエスト！ 最近妖夢とかフミタさんばっかのリクエストじゃない？」
「あ、そういうことですか」
「なんでなのＹ子さん！」
「妖夢ちゃんとかフミタさんてチョロチョロしてるので聞きやすいんです」
「納得」
なんか悪口を言われ納得されてました。
カセさんはため息をついてもうどっかにいってしまいました。
「すみません、明日は幽々子様のリクエストのおやつにします」
「それでいいのよ。わしゃわしゃ」
Ｙ子さんは子供っぽく撫でられていました。
なんかまんざらでもない顔をしていました。
そんな感じです。
そんな感じの日でした。
……おわりです。
