2021/12/22
「いい布。模様は細かいわね」
「なんかインドっぽくもありますね」
「インドってなに?」
「カレーのやつです」
「ああ」
咲夜と早苗が私の作ったお手製小物入れを見て興奮しています。
作ってよかったです!
本日のお酒
・高そうな赤ワイン
・高そうな薄い赤ワイン
・焼酎のお湯割り
・だっさい
・赤くて辛い鍋
・ちゃんこ鍋
・王様唐揚げ
・ローストビーフ
・山菜の炊き込みごはん
・三色団子
・たくあん
・キムチ
・白菜の浅漬
・チョコドーナツ
・チョコいちごクレープ
・チョコバナナクレープ
・かりんとう
この間言い合いになってしまったので今日は各自料理やお酒を持ち寄って守矢神社で酒盛りです。*1
「お酒なんて神の近くで飲むものでしょ」というのは早苗談です。
「紗綾形と言うんですよ。うちの被服番の方が揃えてくれました。不断長久という意味があって縁起が良いんです」
「幽霊の人が言うとなんかあれですね」
「ここの縫い甘いわ」
早苗も咲夜もなんか悪口になっていました。
「まあそれは良いんですが」
「あ、このドーナツ美味しい」
「なんで鈴仙があたったのに興味無いんですか!」
価値のわからない兎です。
「だって私着物とか着ないし。まあ柄可愛いからなんかに使うけど」
「何かじゃないんですよ。あれは着物を着て片手でちょろっと何かを持ち出す時に使う雅なものなんです」
「何入れるの?」
「何でも良いんですよ。出店のベビーカステラでも入れてください」
「そんな使い方で良いの?!」
「適した使い方であれば良いんです! だから着物着てください」
「えー」
「着てください。着ろ」
「命令口調ね」
「命令口調ですね」
「そこ二人クスクスしないでください」
「妖夢酔ってるわね」
「年末ですから酔わなきゃ損ですよ。あ、咲夜さんグラス空いてるー」
「ワインってこんなドクドク入れるものじゃないけどいっかぐいー」
「きゃー良い飲みっぷり」
「もうあの二人は置いておきます。鈴仙、着物ですよ着物。女は着物です」
「わ、私はスカートが好きなの」
「だれがそんな大根みたいな足見たいですか!」
「ど、どこが大根よ細くてきれいで言うならたくあんでしょうが!」
「それでいいの?」
咲夜はたくあんをこりこりしながら言いました。
私もそう思います。
どうでもいいですがワインとたくあんって合うんですかね。
「頑張ったんですから絶対に使ってくださいね!」
「あー使う使う」
「絶対ですよ! 着物着なきゃ斬ります」
「怖い」
本当に斬ります。
頑張ったんですから。
ちなみに私は咲夜が用意した自家製入浴剤をもらいました。
私だけでなく、家のものみんなが楽しめる。
素晴らしい配慮です。
鈴仙も本当に見習ってほしいです。
お正月、着物来てなきゃぶった斬ります。
絶対です。
*1 2021/12/17