2022/05/26
「幽々子様」
「ええ妖夢」
カレーのにおいが漂ってきました。
ジェンガを持つ手にも力が入ります。
「何カレーかしらね」
「私それで当てられたこと無いです」*1*2
でも外しても良いのです。
カレーは何でも美味しいのだから。
「妖夢、ご主人さまはチーズとナスのトマトカレーが良いと思うの」
「いつも通り細かいですね。私はじゃあ、なんか特殊なカレーだと思います」
「何よそれ」
「なんか特殊です」
だいたいこういう時当たらないのでそれっぽい事を言いました。
本日のメニュー
・牛すじ煮込みカレー
「牛すじは昨日の夜から煮込んでました」
「ほら幽々子様、私正解です」
「正解……?」
「正解です」
「妖夢ちゃん何予想したの」
「特殊カレーです」
「正解……?」
なんか幽々子様もY子さんも同じ顔をして不思議がっていました。
正解は正解です。
「私は外れちゃったわー」
「幽々子様はなんて予想したんですか」
「ええと果物たっぷりトロピカルカレー」
「なんで嘘つくんですか」
「……」
普通に嘘付いたのをY子さんに見破られていました。
なんか肩身が狭いようでよそよそしています。
よそよそしながらカレーをよそよそしてもらっていました。
責められても食べるものはしっかり食べる主人です。
見習いたいです。
*1 2021/11/03
*2 2019/04/04