今日は修行はそこそこに庭をせんていしました。
たまにはかまってあげないとお庭の木々もすねてしまいます。
「あれ、イマナさんだ珍しい」
「おはよう。ナコちゃん見てない？」
「ナコさんでしたらこの時間は幽々子様のお和服を触ったりしてる時間なので部屋だと思いますよ」
「部屋に居なかったんだよなあ。……さわ、ん？ 触ってる？」
「あれ、おはようっていま起きたんです？ もうお昼すぎどころかおやつ前ですよ」
「……」
「……」
「おやつついでに一緒に探してくれない？」
「お安い御用です」
ということでイマナさんとナコさんを探す旅に出ました。
白玉楼内に居るはずですけど。
「最近どう？」
「お庭はなかなかに順調です」
「いつ聞いてもその回答そう」
「……まあ間違ってないです。イマナさんは」
「ぼちぼちでんな」
「毎回それいってません？」
「言ってんなぁ……」
結局、私達は適当にお仕事を頑張ってるんです。
本日のおやつ
・Ｙ子さんまんじゅう
「これ懐かしいな。んま」
「そんなにです？ 最近結構多いですよこれ」
「おやつとか普段食べないし」
「もったいないですねえ。……あ、思い出しましたさっきフミタさんが『ナコさんと買い物言ってくるからカセさんに適当に言っておいて』って言われました」
「それなんでさっき出てこないの？」
「私甘いもの食べないと脳が働かないので……」
「そっかぁ……」
「はい……」
なんか頭をぽんぽんしてから大きなあくびを残して、イマナさんは消えていきました。
今年始まってすぐですが、イマナさんと一年分会話しました。
無事ナコさんに会えたでしょうか。
イマナさんはあの後寝てそうですから、多分ダメでしょう。
イマナさんはそういう人です。
