2024/04/10
「来ました」
「おう来たか」
「ん」
今日も今日とてはずれ会です。
本日の秘密のお酒
・ウイスキーのソーダ割り
・枝豆
・春キャベツの炒め物
・残り物の春巻き
「わあ、おつまみが豪勢ですね」
「やろ」
「私が作った」
「じゃあなぜフミタさんが偉そうなんです？」
「このやりとり六兆回目だろ」
「……」
「カセさんどした」
「本当に六兆回目だとすると毎日やってたとしても百五十億年くらいかかる」
「計算早いな」
「いやツッコミどころそっちなんですか」
いつも通りの漫才が始まりました。
お二人はいつも仲良しです。
「そういやフミタあれどうなったの」
「どれや」
「ノゾっちに任せてたあれ」
「飲み会で仕事の話しないでくれよなー。ほぼ終わりだよだから次の指示した」
「いいこいいこ」
「悪い気分じゃねえ」
「あ、ずるいですカセさん私にもしてください」
「妖夢ちゃん今日何か良いことした？」
「ええと……夕飯後の幽々子様の春巻きの熱弁を最後まで聞きました」
「いいこいいこ」
「やったー！」
「あんたら主人に対してひどすぎだろ」
カセさんは私に押し付けて途中で席を立っていたのでよりいいこいいこでしょう。
幽々子様春巻きに対してのこだわりは深くてそして長かったです。
なので私はいいこいいこです。
今日もぐっすり眠れそうです。
