2024/07/11
「あ、普通の鈴仙」*1
「あ?」
「いえ何も。となり失礼しますね」
甘味処に行ったら鈴仙がくたびれていました。
この暑さだから仕方ないですが、なんかだらしないです。
「暑いわねえ」
「本当に。……キャロットケーキ?」
「うん。なに文句?」
「氷売ってましたよ」
「マジ?!」
氷解禁日なのに目に入らないとは、なんだか可哀想です。
赤いだけで役に立たない目なんでしょうきっと。
本日のおやつ
・かき氷(いちご)
「うーん」
「これねえ」
「今泉さんに言ったら飛んできそうですね」
「家行くの?」
「流石に暑いので勘弁してください」
「よね」
鈴仙もいちご味を食べていました。
一口交換が出来ません。
でも気持ちはわかります。
かき氷はいちごがいいです。
「氷良いですよねえ」
「ちょっとお高いけどね」
「まあ、この幸せを味わえるとしたら」
「そう考えると氷精って最高よね」
「タダですからね」
氷精の氷屋も見かけたら行きましょう。
あそこはやすいです。
なんかがりがりですけど。
甘味処のはさりさりです。
どちらも美味しいので良いんですが。
「氷室で暮らしたいです」
「わかる」
わかられました。
鈴仙もたまにはわかるやつです。
まだ夜は涼しいですが、もう少ししたら熱帯夜が待ってるのでしょう。
やだなあ!
*1 2024/07/07