2024/08/01
「これ妖夢」
「はい。幽々子様、なんだかおひさしぶりですね」
「久しぶり」
「それで、何でしょうか」
「別に怒りとか、憎しみとか、そういう感情は無いことを前提に言うわ」
「なんでしょう」
「Ｙ子さんのほっぺつねっていいかしら」
「Ｙ子さん真横に居るので聞いてみてわ」
「幽々子様の手冷たいので良いですよ」
「えい」
「ふひ」
なんかいちゃいちゃしていました。
でもまあ、幽々子様の気持ちもわかります。
カセさんは汗を流しながらただただ私達をぼうと眺めていました。
本日のメニュー
・鳥つみれ鍋
「鍋て」
「なに文句カセさん」
「美味いし」
「そりゃ私が作ったんだもの」
「水も美味いし」
「お鍋ってお水も美味しくなるわよねえ」
「仕事前にこんな汗かくと思わなかった」
「水浴びする？」
「する」
「準備は済んでるわよ」
「完璧だし」
カセさんもＹ子さんのほっぺをつねっていました。
いたずらっ子のようです。
「あのＹ子さん」
「妖夢ちゃんはだめ」
「なぜです！」
「そういうもんよ」
「そういうもんだよ妖夢ちゃん」
「カセさんまで」
「じゃあ幽々子様のほっぺならいいですか」
「いいわよ」
「うん」
「主人いじめ？」
まさか二人のオーケーが出るとは思わなかったので幽々子様がおろおろしていました。
流石にやりませんが。
でも、Ｙ子さんには今度やりたいです。
酔っ払ってるときにやっちゃいましょう。
酔っ払ってるときなら平気でしょう。
