2024/09/06
本日のおやつ
・Ｙ子さんまんじゅうクリーム
「いただきますぱくぱく」
「……」
「幽々子様、食べないんです？」
「……妖夢、異変には気づいているわね」
「……もちろんです」
「カセさん、この顔どう思う？」
「気づいてない顔ですね」
バレました。
主人もカセさんも強いです。
「もしかしてＹ子さんまんじゅうが続いていることですか」*1*2
「なんだ気づいているじゃないの」
「あえてのこういうものなのかと」
「まあそれはあるかもだけど、今このおやつの場にＹ子さんが居ないのも」
「……忙しいのかなって」
「普段の食事の場で何を見ているのよこの子は」
「……ごはんを」
「食事をするだけなら一人でも出来るでしょ。皆に顔を合わせて食事をするということがどういう意味かを考えなさい」
「うー、……はい」
お説教を頂いてしまいました。
あまりに自然な流れでです。
「Ｙ子さんの調子が悪そうだったでしょ」
「……確かに思い出してみれば口数が少なかったような」
「休憩とケアが必要ね。妖夢、これを食べ終わったら」
「幽々子様、話を割って申し訳ないのですが」
カセさんが口を開きました。
「実は昼食後のＹ子さんお昼寝前に少し話を聞いてきました」
「これ妖夢見ましたかこのカセさんの根回しを」
「はい、すごいなと思いました」
「すごいなと思ったんだ」
素直にすごいなと。
「それでカセさん、Ｙ子さんはなんと」
「少しばかり疲れているようでしたので、ゆっくり寝るように言いました。気圧の関係とかかも、と言ってたので病気とかではなさそうです」
「最近雨やら何やらだったもんね。ツシマさんの例があるから不安だったのよ、私が行ったほうがいい？」*3
「幽々子様がいくと逆に負担になるかもしれないので、私とフミタで交互に様子見てきます」
「それがいいわね。……ふう、優秀な従者がいて私は幸せ者だわ」
「恐れ入ります」
「……妖夢、わかったわね」
「わかりました。自分がまだまだだということがとてもよく」
Ｙ子さんがたまに疲れて寝込むことはあったのですが。
今回のは気づけませんでした。
皆での食事はごはんを食べるだけではない。
しっかり考えたいと思います。
少しばかり、自分の不甲斐なさに落ち込みます。
寝る前にゆっくり考えます。
*1 2024/09/04
*2 2024/09/05
*3 2024/08/11
