2024/10/22
今日はとても涼しく、なんなら少し寒いくらいでした。
こういう日は里に行くに限ります。
お小遣いももらったばかりですし。
なんか最近里にいってばかりだなという感じはしますが。
「あ、居た居た」
「今泉さん。こんにちはー」
「過ごしやすくなったわねえ」
「そうですねえ」
「ねえ、今日は鈴瑚屋に行かない？」
「あーあのうさぎがやってる」
「三色とずんだが美味しいらしいわよ。今日屋台の日だから」
「行きましょう！」
今日は外でおやつです。
秋、素晴らしい！
本日のおやつ
・三色団子
・ずんだもち
「んまいですねえ！」
「いつものところと甲乙つけがたいわねえ！」
「ねえねえそこなお二人さん、お隣の清蘭屋はいかが？」
「三色団子ってやっぱりお店の味が出ますねえ、鈴瑚屋は洗練されてる気がします」
「こういう素材で勝負するのってきっと繊細な技術が隠れているのかもしれないわ！」
「ねえ清蘭屋！ うちも良い味だしてるよ！」
「ちょっとよそ者は静かにしてもらっていいですか、今お団子に舌鼓をうってるんです」
「うさぎさん？ あなたが良い味だって？」
「ぴい……」
流石に少しふざけすぎました。
清蘭屋さんは屋台の奥に引っ込んでしまいました。
「冗談です。清蘭屋さんのおすすめを一つもらえますか」
「私もー！」
「本当に？ 本当に？ 私食べない？」
「食べませんよ、ねえ今泉さん」
「う、うん」
「そこは即答してよう！」
なんか面白かったです。
清蘭屋の方はイチオシのみたらし団子をいただきました。
「うん、清蘭屋さんは、うん。うん、うん」
「うん、これね、お団子、うんうん」
「すごいわねさっきまで二人とも流暢に感想が出ていたのに今はうなずいてしかいない」
「お団子って作るの難しいんですね」
「本当にね」
「今このタイミングでその感想やばくない？」
今日はお団子まみれの日でした。
今度は清蘭屋さんにもいってやりましょう。
なんか種類だけはいっぱいあったので。
種類だけは。
