2025/04/09
本日のおやつ
・後輩に教えてもらった完璧なバナナケーキ
「はいはい、ではおやつの時間です。みなさん座ってください」
「……」
「幽々子様がこんなに額にシワを寄せてるの初めて見たわカセさん」
「扇子の奥の口元がへの字になってるのも想像出来るね」
「二人共」
「はい」
「はい」
「妖夢のフットワークが軽い時の怖さ、わかるでしょ？」
「とても」
「しかと」
「覚悟なさい」
「お仕事して来ていいですか？」
「私も夕飯の準備を」
「ずるいわ私も部屋で踊ったりしなきゃいけないのよ」
「ずっと聞こえてましたよ座ってください今から切り分けるので」
なんかこのお三人は私がものを作ると神妙になります。
「昨日ツシノゾの二人に教えてもらったから大丈夫ですよ」
「守破離は知ってるわね妖夢」
「はい知ってます」
「この上のクリームは何」
「ちょっと個性を出してみたく」
「一日で『離』してるんじゃないわよ」
「『り』するってなんですか」
まあ言いたいことはわかりますけど。
大きめに切り分けて、熱いお茶も淹れて準備万端です。
「ではいただきます」
「幽々子様からどうぞ」
「どうぞどうぞ」
「この子たちは……」
「誰からでも良いんですよ？」
幽々子様はバナナケーキを一口、「今までよりマシ！」と叫んでました。
やっぱり美味しいと思ったんです。
味見はしてないですけど、昨日教えてもらった通りにやったので。
私も少し食べましたがやっぱり美味しかったです。
今年も頑張りました。
気持ちよく寝れます。
おやすみなさい。ｓ
