2025/06/26
「どもー電気屋ですー」
「あ、私行きますよ」
にとりが来ました。
案外早かったです。*1
「幽々子様、河童が来ましたよ」
「じゃあ案内なさい」
「え、どこにですか」
「お風呂場」
一緒にお風呂場に向かいました。
幽々子様がにとりにあてた手紙は読んでいません。
何をするのでしょう。
「あー、なるほど?」
「これが面倒なのよ。電気を使うと下から上に水を送ることが出来るって聞いたのだけど?」
「そんなの電気使わなくてもポンプで出来るよ。どうする?」
「出来れば大掛かりじゃないほうで」
「ほいきた」
「あの幽々子様、何をするんです?」
「勘の鈍い子ね。シャワーを改造してもらうのよ」
「シャワーを!」
あのシャワーをです。
便利だけど面倒なシャワーが河童の手によって改造されるのです。
本日のおやつ
・きゅうりと梅肉和え
・たたききゅうり
「ここ置いておきますので」
「……」
「自由に食べてくださいね」
「妖夢、どんな感じだった?」
「わかりませんが集中していました。きゅうりもらったので食べましょう」
「そうね。果報はきゅうりを食べて待てね」
「そんな語呂悪かったですっけ?」
しばらく待つとにとりに呼ばれました。
駆け足でお風呂場に急ぎます。
「これ。このポンプ何回か踏むと水が上にひゅいー」
「これで桶に水を入れて上に組む必要がなくなりましたね! すごいです!」
「これ妖夢慌てるんじゃないのみっともない」
「幽々子様、服脱ぐの早いです」
河童に謝礼ときゅうりを送り、ポンプを踏んでみました。
圧倒的にシャワーの水の補給が楽になりました。
これが技術です!
すごいです!
河童、ありがたいです。
一家に一人、河童の時代もまもなくでしょう。
*1 2025/06/23
*2 2025/06/24