2025/12/05
本日のおやつ
・最中（こしあん）
「あ、お隣いいですか」
「んおー」
「はい」
藤原さんと寺子屋の慧音先生が居ました。
なんか話が盛り上がってたらやめようと思いましたが、先生が本を読んでいたので同席しちゃいました。
「寒いですね」
「ねー家燃やしたくなっちゃう」
「それはわかりません」
「あれ今年の忘年会そっちの家だっけ？」
「いえ、今年は永遠亭です」
「んじゃ場が盛り上がってる時に行こ」
「ぜひにぜひに」
「なんでおたくらってあそこと仲いいの？」
「え。……考えてもいませんでした」
「それはそれですごいな」
「私と鈴仙が……こう、悪友なので」
「あーそういうこと？」
「幽々子様もお医者さんやお姫様となんか程よい関係のようです」
「なんか程よいなんだ」
「でも酔っ払うと肩組んで浴びるようにお酒飲んでます」
「なんかいつかの新年会やらで見たことあるなそれ」
「怖いので近づきませんが」
「だよなーけらけら」
藤原さんは胸元から何かを取り出しました。
「はいピザ頼んでね」
「あ、ありがとうございます！ 言おうと思ってました」
「言おうと思ってたんかい」
「前回主人にそう教わったので」*1
「主人、ちゃっかりしてるなあ」
「主人はちゃっかりしてるんです」
「ふう。あ、いつの間に。最近寒いですね」
「今ですか？」
本に集中していた先生は私が居るのに気づかなかったようです。
挨拶もしたのに。
ちょうどよく藤原さんの暇つぶしになれたようで良かったです。
クーポンももらえたので、明日はきっとピザでしょう。
*1 2024/09/30
