2015/04/09
二年目48
今日は特別な日*1 なのでおやつを作りました。
昨日見つけたホットケーキミックスを使います。
本日のおやつ
・ドーナツ
・チョコドーナツ
「あら、あらあらまあまあ」
「かいしんの出来です」
「年々やるようになるわねえ妖夢」
「もちろんです」
「それでもまだまだねえ」
「わかっております」
味はそこそこでしたが、形がいけません。
どうにもまるめたおしぼりみたいになってしまいます。
「今年も春が始まりますねえ」
「そうねえ」
「でも寒すぎます」
「そうねえ」
「幽々子様、ドーナツは何点ですか?」
「46点」
「微妙ですねえ」
「ようむだからよんむ点。くすくす」
幽々子様はずっとくすくすと笑っていました。
なんか前にも言っていた気がします。*2
「幽々子様、この時期になるといつも思います」
「なあに」
「おじい様は何をしているのでしょう」
「……そうねえ」
幽々子様は遠くを見つめました。
決して寂しそうではなく、それはこの前の幻灯機を眺めていたような *3
懐かしそうに、満足そうに。
「妖夢は居なくならないでしょ」
「愚問ですよ」
「そうね」
ドーナツを頬張り、懐かしさを噛み締めた一日でした。
*1 2014/04/09 妖夢ちゃんごはん日記48
*2 2014/04/06 妖夢ちゃんごはん日記45
*3 2015/04/07 妖夢ちゃんごはん日記二年目46