2022/01/14
「おじゃましま……なんですかこれ」
「明日焼き肉だぞ。幽々子様の許可も取った」
「あ、こころちゃんのお店ですか!」*1
フミタさんのその一言で、このカセさんの部屋の現状を察しました。
「妖夢ちゃん、この黒のドレスと桃色の色留袖どっちがいいと思う?」
「フミタさんどうしましょうどこから突っ込めばいいのかわかりません」
「一通りやったから無視でいいぞ」
とりあえずお酒を作ることにしました。
本日の秘密のお酒
・焼酎の烏龍茶割
・ゆで卵
・ポテトサラダ
・たたききゅうり
「匂いつくぞって言ったら『まあ彼女の匂いがつくと考えればそれはそれで』とか言ってた」
「カセさんどこまでいくんですか?」
「あの世からいけるとこなんて地獄か天国だろ」
「なるほど」
納得です。
でもドレスにしろ和服にしろ焼き肉に行くための服じゃないです。
「というかカセさんどっちも似合いそうで怖いです。この前イケメンすぎて引きました」*2
「イケメンすぎて引くって中々無いよなあ。見ろ妖夢ちゃん、カセさんがせっせと自分に服を当てがってる姿を」
「これでお酒いけますね」
「それな」
おごりの焼き肉も楽しみですが、カセさんの姿も楽しみになってきました。
「カセさん、焼肉屋ってことを考えてくれよ」
「フミタまかせろ。あちらに迷惑はかけない」
「男前回答かよ」
「何がカセさんをそうさせるんですかね」
ともかくおごりなので楽しもうと思います。
突っ込むのが面倒になってきたのは内緒です。
お肉のために明日は朝からしっかり修行しましょう。
そのために大事なのはたっぷりの睡眠です。
おやすみなさい。
*1 2022/01/10
*2 2021/08/03