2024/01/27
「おっさけおさけー私が来ましたよ。……あ」
「妖夢ちゃん来た」
はずれ会にY子さんがいました。
珍しいです。
「おうこらY子さまがおつまみ持ってきてくれたぞ。こうべを垂れい」
「ははー」
Y子さんが来ると一気に素敵になります。
本日の秘密のお酒
・みかん酒のソーダ割り
・生ハムとチーズとはっぱのやつ
・一口甘くないチョコ
・プレーンオムレツ
「Y子さんどうしたんですか今日は」
「むなしくなったから話聞いてもらいたくて」
「え」
「なんだなんだ聞かせてみい」
「私料理作るじゃない」
「Y子さんは料理を作る人です」
「幽々子様も妖夢ちゃんもカセさんもばくばく食べるのよ。フミタさんもわかるでしょ」
「わかる。みんな馬鹿みたいに食う」
「しっかり丁寧に愛情込めて作ってるから嬉しいんだけど、全部食べるじゃない」
「全部食べます。私達三人が残すなんてありえないです」
「なんかこの先も私が作ったものは無くなるのかなあって」
「……む」
「まあ給仕の仕事だから当たり前だけど、なんか一瞬むなしくなっちゃって」
「違うぜY子ちゃん。うめえってのは記憶に残るもんだ。なあ妖夢ちゃん」
「そうですよ。全部……じゃないにしろY子さんが作った美味しいものいっぱい覚えてます! 日記にも書いてますし」
「んだんだ。記憶にも記録にも残ってるだろ」
「まあ、わかってるけどね。話したいだけ」
「……おうカセさん、ずっと黙ってるけどなんか無いのか」
Y子さんとカセさんはずっと仲良しです。
きっと良いことを言ってくれるはずです。
「Y子さん」
「なにカセさん」
「……あの、私の部屋で寝てもいいから」
「あ、やっぱり前のやつ気にしてんぞこいつ」*1
「Y子さんがイマナさんの部屋で寝てたやつですね」*2
「カセさん愛の伝え方が不器用すぎるだろ」
でも、二人はなんか良い感じになってました。
二人でいちゃいちゃしながら飲んでいたので、私とフミタさんは私の部屋で飲み直しました。
不器用ですけど、良い関係なら良いのです。
今日のはずれ会は、あたり会です。
*1 2023/11/15
*2 2023/11/16