2024/07/04
本日のはずれ会
・梅酒のソーダ割り
・トマトとたまごのソース炒め
・枝豆
・残り物の筑前煮
「どうですか妖夢さん」
「Y子さんのと遜色なく美味しいです」
「うむうまい。どうよカセさん」
「……うむ」
ツシマさんはカセさんに撫でられていました。
今日はずれ会に来る前に、昨日のY子さんの炒め物が美味しいと言ったら同じものを作ってくれたのです。*1
「もはやY子さんですねツシマさんは!」
「いや言い過ぎですよ妖夢さん」
「……」
「おい妖夢ちゃん、カセさんが喋る」
「あ、はい」
「……」
カセさんはトマト炒めを噛み潰しながら苦虫を噛み潰したような表情でした。
「やはり……軍配は……Y子さんの方に……」
「まあせやろな」
「えーそうですか?」
「フミタ」
「おう。ツシマっちあのな、カセさんは別にY子さんの料理に劣ってるダメだぞってことを言いたいんじゃない」
「はい」
「褒めすぎるとそこで成長は止まる。ツシマさんにはさらなる上を目指してほしいから泣く泣くさっきの感想を言った、ってことじゃ」
「なんと。そこまで考えてくださってくれて嬉しいです」
「さっきの『フミタ』にそこまで詰まってたんですか?」
フミタさんの翻訳力がすごいです。
ちょっと心読んでるくらいです。
「うむ」
「トマト炒め、若いので食べてええぞって。カセさん酒飲む時あんまり食わんから」
「わかりました。ツシマさん、私は飲む時は食べる時と同じなので今まで通り作ってくれると嬉しいです」
「もちろん。ありがとうございます」
「フミタ」
「カセさんが私に気にせずいっぱいここで試して良い、うちには立派な味見係がいるからって」
「フミタさんさとり妖怪なんですか?」
なんかここまでくると怖いです。
でも楽しいはずれ会でした。
今度はノゾっちさんと一緒に来るようです。
二人はマブですからね。*2
楽しみです。
*1 2024/07/03
*2 2024/03/17